チタンの指輪が登場してきた経緯を考えます。

ジュエリー

っていったい何なんだ?

結婚指輪って何なの?

ジュエリーをジュエリーとして成立させているものは貴金属であるという素材の希少性なのでしょうか?貴金属の価値がそのままジュエリーの価値であるというのは誰もうなずけないのでは?

自由な発想、伝統に縛られないオリジナリティーを追求していくと金やプラチナなどの伝統工芸の分野の素材からはみだしていくのでは?

ジュエリーも時代とともに変わります。ジュエリーデザインという分野から生まれて思想や美の概念は時代とともに大きく様変わりしてきています。ジュエリーとは?美とは何か。その問いはひいては外見の美しさと内面の美しさとは何かという問いにもつきあたり、ジュエリーデザインのみならず、哲学の分野にも踏み込んでいくことになります。

ジュエリーというと思い浮かべられるのは金やプラチナにダイヤモンドや宝石だったかもしれません。でもそうした素材に限定的に語られるものがジュエリーなのかという疑問が生まれてきます。ジュエリーデザイナーたちはこれからもいろいろな試みを通じて自問自答し、これまでにない素材でコンテンポラリージュエリーを産みだしていくでしょう。チタニウム、ステンレス、銅、アルミニウム、革、樹脂、ガラス、セラミック、和紙、化学繊維を使ったジュエリーで。

人類が誕生した古代からジュエリーは祈りや心の願いをたくす対象となって石が身に着けられて今日に至っています。